3割以上が強度不足=国管理の河川堤防
国が管理する全国の河川堤防1万117キロのうち、点検済み分の37%に当たる2,396キロで水の浸透に対する強度が不足していることが、国土交通省の調査で分かりました。同省は安全度が特に低い約55キロについて2007年度から3年間、優先的に対策を実施します。また、都道府県管理の堤防7,725キロのうち4,461キロ(58%)は詳細な点検が必要と判定されました。同省は約105キロを対象に、同じく向こう3年間で堤防強化を進めることにしました。
療養病床、介護施設への転換促す・厚労省が支援拡充
厚生労働省は医療費の抑制のため、高齢者が長期入院する療養病床を減らし、運営費用の安い介護施設や老人ホームなどへの転換を促す支援策を拡充します。改築費用を低利で貸し出す融資制度を創設するほか、税制優遇や建築規制の緩和などの措置をとるようです。厚生労働省は療養病床の削減で、2012年には年間3,000億円程度の医療費を抑制できると試算しています。厚生労働省によりますと、医療保険を使う療養病床は月平均49万円かかりますが、老人保健施設ならば平均31万円ですみます。慢性的な病状で入院する高齢者の療養病床は現在38万床で、政府はこれを2011年度末までに6割減らす方針です。医療サービスをあまり必要としない「社会的入院」を解消します。その受け皿として老人保健施設や介護施設への転換を促す考えのようです。医療に関する記事はこれからも要チェックです。私たちの生活に直結することで、重要事項ですよ。