世の中の投資の本やセミナー、すべて「儲け」が中心です。当たり前ですが、投資はお金を殖やすために行います。「増やす」のではなく「殖やす」のです。つまり少ない元手が大きく成長することを期待します。それゆえ、一般に“ウケる(支持される)”のが、収益を上げるためのテクニックの紹介です。つまりは技術論です。
この技術論になると、かなりの専門的知識が必要になります、まずはマーケットの特性はもとより、値動きの特徴、過去のデータ、指標の理解など、いろいろ知らなければならないことが多くなってきます。みんなお金を殖やすために必死です。「欲」により動かされているので必死です。その中で、初心者が中途半端な気持ちで入っていくとはじき出されます。彼らは儲けるために勉強していますから、投資を学びたいという気持ちなんかでは受け入れてくれません。参加する側も「儲ける」意志を強く持って必死で立ち向かわなければ、全然ついてはいけません。
多くの、投資をまったく知らない人が挫折するのがそこです。儲けに対する心構えが違います。