水曜日, 2月 06, 2008

投信への流入額7割減/銀行とゆうちょ送金可能に・09年1月にも、システムを接続

投信への流入額7割減
 投資信託への個人マネー流入が一段と細ってきました。大手運用会社10社の1月の投信販売状況は契約額が解約額を約1,000億円上回る資金流入超となりましたが、流入額は前月から7割近くも減少しました。1月は内外の株式相場が低迷する中、人気が高い新興国株ファンドでも運用成績が急速に悪化したのが響いたようです。野村アセットマネジメントや大和証券投資信託委託、日興アセットマネジメントなど誰でも購入できる公募の株式投信上位10社の1月の資金流出入額は、株式投信で約7割のシェアを握る大手10社が資金流入となったことで、1月は全体でも資金流入となった公算が大きいです。

銀行とゆうちょ送金可能に・09年1月にも、システムを接続
 全国の民間金融機関とゆうちょ銀行の間での振込(送金)が来年1月にも実現する見通しになりました。全国銀行協会(奥正之会長)が自らの決済システムにゆうちょ銀の接続を認める方針を固めたためで、長年、国の郵政事業と民間のシステムは別々に運営されてきたのが、昨年10月の民営化に合わせ、銀行・ゆうちょ双方の利用者にとって利便性が向上する仕組みに改めることが重要と判断しました。送金は全銀協が運営する全銀システム(全国銀行データ通信システム)が仲介、現在、ゆうちょ銀のシステムと全銀システムは接続していないため、ゆうちょ銀から振り込めるのはシティバンク銀行や新生銀行など個別に提携した一部の口座に限られ、3メガバンクなど大半の金融機関へは送金できないでいます。