環境省は、2020年までに温暖化ガス排出量を1990年比25%削減する目標の達成に向け、具体的な対策を盛った行程表(ロードマップ)案を正式に公表しました。家庭部門の排出量を現状に比べて最大半減するなど、対策の遅れていた分野の削減を大幅に強化する内容ですが、25%減のうち国内削減分(真水)の割合は示されませんでした。
行程表案は小沢鋭仁環境相の「試案」として同省政策会議に提示され、政府は3月にも行程表を正式にまとめる予定で、現在、関係省庁の副大臣級で協議を進めています。真水の削減幅について環境省は15~25%を軸に検討を進める考えですが、関係省庁の間でも意見が割れており、政府内での調整は難航しています。
行程表案では家庭やオフィスなど「日々の暮らし」にかかわる分野の対策を重点に据え、最大4世帯に1世帯の割台で太陽光発電を導入し、ハイブリッド車の比率も販売の50%にまで高めることなどが柱となっています。高効率給湯器も最大8割の世帯に普及させるようです。
いつからでしょうか。Co2が地球温暖化の悪者となり、Co2を削減する事で地球が救われるという、単純な理論構造が出来上がったのは...世界中でCo2削減の大義名分でものごとが進み、錦の御旗のようになっているのは、なんか違和感を感じます。
アメリカ政府も、原子力発電開発に30年ぶりの政府保証をつけました。世界的にCo2を排出しない電力供給源である原子力発電が一揆に普及します。核の平和利用の演説でノーベル平和賞をとったオバマ大統領、今度は、核兵器ではなく原子力発電の事故の恐怖と人類は向き合う事になるでしょうか。