昨今のアメリカメディアの報道を見ていると、完全にトヨタをいじめているとしか思えない、アメリカ政府の悪意を感じます。
オバマ大統領の一般教書を受けての一斉のトヨタバッシング。一般教書では、オバマ大統領は、今後、雇用拡大のために、製造業に力を注ぎ、輸出拡大を図ると明言しています。一方では金融機関への規制を設け、今までの金融産業から製造業へと転換するような感じも伺えます。
製造部門の拡大で、世界的に競争相手となるのは中国です。ここのところ露骨に中国に対して攻撃を加えています。グーグルというアメリカを代表する企業を通じての宣戦布告、ダライラマ14世との会談報道など、明らかに中国の感情を逆なでしています。台湾への武器の輸出、これはアメリカの基幹産業である軍需産業の輸出に他なりません。これもまた、中国の感情を逆なでするようなものです。ここに来て取りざたされている中国元への切り上げ圧力。オバマ大統領の製造業への力点の転化は本気なのでしょうか。一般教書演説では、今後5年間で輸出を倍増させ200満員の雇用を創出すると述べています。
GMやクライスラーを実質国有化しました。基幹産業である自動車業界にとって、リーマン後に世界一の座を掻っ攫っていったのがトヨタです。輸出において、今後製造業拡大において、もっともつぶしておきたいのがトヨタでしょう。どうみても、輸出拡大のアメリカ政策からしても、今回の騒動、過剰なまでのアメリカマスコミ報道は、トヨタつぶしとしか思えないですね。事実、アクセルペダルを製造していたのはアメリカ部品メーカーCTS社です。日本での不具合は報告されていません。