先日、あるところで投資のセミナーを行いましたが、みなさん、為替は1ドル=80円を割って大きく70円台半ばまで円高になるという意見が多かったです。
根拠を聞きますと、それが何もないのです。つまりは、感覚、というよりかは、本当に何もないようです。その根拠のないことにおびえている姿を見て、まさに、投資家の心理の本質を見たような気がします。
でも、それをチャンスと思う投資家が、あまりにも少ないというか、だれ一人いないといっても過言ではない、今の投資教育なのかもしれません。
リスクヘッジは絶対に必要です。投資大ベテランの方や、常勝トレーダーと呼ばれる方々の話を聞くと、必ず「絶対に負けることがあるから、その負けの回数を減らすことが大事」「負けの額を最小限にする努力が価値につながる」といわれます。と同時に「買った時の収益をどれだけ伸ばせるかが儲けの秘訣」ともおっしゃっておられました。
投資を始める前から、リスクヘッジのことを考えるひとはなく、むしろリスクは当たり前のスタンスで、リスクとどう付き合うかが重要だとのは発想です。投資をする前から姿勢が違ういます。
円高の話に戻りますが、今儲けるにはどういうポジションがいいかを考えることが大事で、ヘッジファンドでないかがり、真の情報をいち早くつかむことはできません。おそらくプロの投資家も、今後為替はどうなるかは予想つかないと思います。そういう時にリスクヘッジの手法を使いますが、逆に、今がチャンスと思った時は一気に攻めます。おそらく今はチャンスとおとらえているのではにでしょうか。プロの方々は。そんな気がします。