昨日の日経平均株価は、大幅下落でした。為替介入以降、9000円台半ばをずっと維持していましたが、どうもここのところさえないようです。
昨日の相場は先物主導で、ヨーロッパからの先物売りが多きく引き下げたようです。為替も、ドル円では円高方向で、介入効果はこれまでかという感じです。
今日は、さすがに下げすぎた感からか、朝は上昇で始まりましたが、上昇銘柄数よりも下げている銘柄数のほうが多いことなど、まだまだ相場を押し上げる力は弱いのかもしれません。
10時発表の中国物流購買連合会が電子メールで1日発表した9月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済み)は53.8となり、前月の51.7から上昇しました。ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト15人の予想中央値は52.5で、予想をうわまったことから、日本の株価も上昇しました。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目を示し、50を超えたということは拡大と判断されます。
中国の9月の製造業活動はこの4カ月で最も速いペースで拡大しました。同国政府がエネルギー消費を抑制し、不動産市場の過熱抑制を試みる中でも、経済成長が安定しつつあることをあらためて示しています。
アメリカの経済指標も、改善傾向にあります。世界的ドル安は、リスク選好度が高またことを表しています。このまま資金が株式市場に流れてくれることを望みますね。
長期スタンスの投資なら、ETF(225)を買って保有しておくのもよいかもしれませんね。