老後に備えることと、生命保険に入ることとはどう結び付くのでしょうか。
生命保険は死亡保障です。家計の中心者に万が一のことがあった時に契約するのが生命保険です。今後、準備するはずの老後資金が準備できない事態に備えるのですが、それは死亡以外では備えることはできません。あくまでも死亡リスクのみに対応するのが生命保険です。
となれば、年金をもらうようになってからは生命保険は不要になりますね。遺族年金が支給されますから、これからの老後資金という表現では、生命保険は不要です。65歳以降、生命保険がなくなっても、大きな問題にはならないでしょう。
日本の生命保険の典型ともいえる更新型は、若いうちは保険料を低く抑えているので、効率的とも言えます。
となると、生命保険の老後資金準備は、現役世代の人が老後に備えるのが生命保険の死亡保障です。
生命保険の貯蓄と言うこともよく言われますが、あれは解約返戻金で、しかも投じた資金(保険料)以上には戻ってこないのが一般的です。増えて戻ってきたとしても、そんなに大きな増え方ではありません。
そこは注意してください。