日本では東日本大震災が経済の中心話題となっていますが、世界的には中東紛争が、経済においては話題の中心となっています。考えれば、ニュージーランドの地震のニュースいはどうなったのでしょうかね。
リビアの政府と住民との抗争は長期化しそうな感じで、原油価格がじりじりと上昇しています。ニューヨーク原油先物相場は約30カ月ぶりの高値に上昇しています。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日比53セント(0.49%)高の1バレル=108.47ドルで終了しました。2008年9月22日以来の高値となりました。過去1年では28%の値上がりしたことになります。
オバマ大統領の選挙公約に、「ベネズエラと中東からの脱却」を宣言していました。シェールガスなどの新しい地下資源をアメリカは保有しています。経済的コストで掘ることができることにより、エネルギー政策が大きく変わろうとしています。この時点で、アメリカにおける中東の役割が大きく変わったのでしょう。中東への支援等の見直しなど、中東紛争の火種はすでにあったのかもしれません。
紛争は長期化しそうです。紛争が拡大する懸念など、原油供給の障害が続くと思われています。原油価格の高騰は、コスト高を招きます。ただ、金融においては好感しているグループもあるのでしょう。オイルマネーですからね。
原油価格は、高値を押し上げていくことが予想されます。