昨日、高松で、ある企業の労働組合主催の確定拠出年金に関するフォローセミナーを行いました。制度を積極的に活用して、すすんでリスク商品を選択することで、老後資金を準備をしていこうという内容でした。
世間で騒がれている日本危機にも触れ、自助努力の必要性と共に、今からなにをすればいいかをお話しました。ローンや保険を見直して、現金保有比率を高めようということです。
セミナー終了後、多くのご質問をいただきました。その中で、真剣に日本デフォルトを心配されているお話を聞きました。思っていた以上に、何とかなるとか、誰かが何とかしてくれるというような考えがないことに安心しました。
永田町と私たちの間の感情には、大きな隔たりがあります。原発再稼動も消費税率引き上げにしても、すべて日本国債格下げ阻止のためで、すでに既定路線です。
私のような、未来を予想して対策を講じる立場としては、感情よりも冷静に物事を見ることが重要で、個人的に反対の立場でも、結局はそうなるということを受け入れて、そのための準備を考えるようにしなければなりません。
原発再稼動に消費税率引き上げは必ず実行されます。その時に困らないようにしておかなければなりません。
昨日のセミナー参加の方々は、その辺りを非常にクールに受け止めていただいていることに感謝いたします。
好む好まざるとにかかわらず、アメリカ主導で物事は動いています。それは日本においても例外ではありません。今からいろんな意味で準備しておかなければなりませんね。