北朝鮮がミサイルを発射しました。日本の領空を横切って、太平洋に沈んでいきました。通常、有事の場合、当事国の債券は売られ、通貨は下落します。「有事の金」といわれ、世界基軸通貨であるドルが暴落すると、金価格は上昇します。金は無国籍通貨のようなものです。
ミサイル発射は日曜日であり、日本のマーケットはお休みでしたが、世界的に一時的に売られる局面はあったようですが、いろんな要素が経済には関わってきます。
日本では新しい年度がスタートしました。3月末の決算発表は5月に集中します。ヘッジファンドの中間決済は5月が多いようです。世界不況で解約凍結を続けていたヘッジファンドの解散などもあり、5月は株価にはマイナスな要因が続きますが、経済は最低を脱したかどうかは、春のマーケットで試されるでしょう。
金融サミットから円は他通貨に対して下落してきました。円安は日本の株価にとっては好材料です。経済においても春は訪れるのでしょうか。