水曜日, 4月 01, 2009

大相場はやってくる

 日経平均株価が徐々に上昇してきています。3月下旬、日本の大手企業の年度末に向けてさすがに株価は回復に向かいました。7000円台前半の株価であれば、金融機関の多くがBIS規定を維持することができず、一般の企業も決算を迎えられなかったでしょう。
 株価上昇の要因は年金資産と言われています。年金の株式比率が、株価下落で下がったために、当初の昼津に戻すために株を買いますと言うことで、日本の株価は支えられました。外人売りは依然進んでいましたが、その分を信託銀行(年金資産)が買い戻したという形です。
 さらに、中川大臣に代わって3つのポストを兼務した与謝野大臣のマーケットに対する強気な発言、株価は下げさせないという強い姿勢、株買い取り機構など、株価下支えからも、株価は底を打った感があります。
 こんなに、株価が短期間で急落し、バブル崩壊後最安値とか、何十年ぶりのとか、信じられない言葉が飛び交う状況では、あるきっかけで、大きく反転するときがあります。大相場の出現です。株価急騰です。バブル経済に突入の時もそうでした。世界は、不況になると新しいバブルを創出します。
 悲観論はマスコミにもうけ、今のご時世では悪いことを言っていればたいがい受け入れられます。でも、冷静に考えると、このままというわけがありません。きっと大相場はやってきます。そのきっかけが明日のロンドンサミットなのかもしれません。