日本の企業のほとんどは3月が決算です。特に東証に上場しているような大企業のほとんどが3月決算です。決算を行ったあと、2ヵ月の間に株主に対して決算報告を行います。決算報告の時期に、かつては総会屋と呼ばれるグループと企業との関係が話題になっていました。何とか無地に総会を終わらせるために、強引に議事を了承させるもので、総務課がピリピリする時期でもありました。
今年の各企業の決算内容は、想像するだけでも良いては判断できないでしょう。おそらく史上最低の内容になるかもしれません。ゴールデンウィークなどは、商いも薄く、ただでさえ株価を買い支える力は弱くなっている状況にきて、さらに、ここに来ての株価の上昇から考えれば、危険の前の利食い売りも考えられます。
また、今年は海の向こうアメリカでは、ビッグ3に出している政府からの経営改善の要望に関する結論が出る時期でもあり、民事再生(チャプター11)なんてことになると、株価がどうなるか想像しただけでも恐ろしくなります。 ただ、かつては、この時期に株の売り側の主役であるヘッジファンドも、今はその勢力を大きく減退させています。個人投資家もなりを潜めているような感じです。先物残も買いより売りの方が多く、今までのような感じではないのかもしれません。
やはりここは未知数であるビッグ3の成り行き次第でしょうか。