日本の年金財政は非常に厳しい状況で、最悪の場合には、あと数十年で積立金が枯渇されるとも言われています。平成24年度の年金の支給額は減り、 逆に保険料負担は増えています。
さて、毎月支払っている国民年金や厚生年金の保険料に対して、もらえる年金の受取額が総額いくら位なのか、ある資料を見てみましょう。
“世帯別における公的年金の保険料と受取額”についての内閣府経済社会総合研究所の資産結果です。
2012年現在の年齢 生涯支払総額 生涯受取総額
62歳(1950年生まれ) 1,436万円 1,938万円
57歳(1955年生まれ) 1,876万円 1,877万円
52歳(1960年生まれ) 2,066万円 1,783万円
47歳(1965年生まれ) 1,996万円 1,579万円
37歳(1975年生まれ) 1,946万円 1,359万円
27歳(1985年生まれ) 1,978万円 1,265万円
12歳(2000年生まれ) 1,688万円 1,052万円
*現行の国民・厚生年金を対象に、1人当たりの「保険料総額( 企業負担含む)」と「年金受取額」を算出。物価上昇率を年1%程度、年金積立金の名目利回り4%とした場合。
上記表を見ると世代によっての違いが顕著で、若い方の国民年金保険料の不払いが多くなりそうです。しかし、65歳以上からもらえる老齢老齢年金の他にも、 いざという時のための遺族年金や障害年金が受け取れるメリットはありますね 。年金の未来像をしっかり示さない限り、このままでは若者の年金制度への信認は、得られそうにはありませんね...