相次ぐ経済指標の改善は、投資家心理にも好影響で、まさに、リスクマネーへの資金移動が進んできます。マーケットの変動要因は、なんといっても需給のバランスです。買う人が多ければ上がり、売る人が多ければ下がります。経済指標の改善や、中央銀行の前向きの発言は、当然、投資家のマインドを温め、買う行動へと導きます。
それを、データで確認するのが長期金利です。金利が上昇すれことは債券価格の下落を意味します。金利の低下は債券価格の上昇を意味します。債券はどちらかというと安全資産に位置し、経済状況の悪化とともに人気が出る金融商品です。債券が売られる、人気がなくなると、その資金は株式や商品に移動します。債券が売られるということは金利が上昇します。それゆえ、長期金利の上昇は、イコール、株式市場等のリスク市場の人気を表すバロメーターにもなります。単純にはいきませんが、金利も上がりすぎるとよくないですが、大まかこのようなイメージです。今足もとでは、日米とも、長期金利は上昇しています。
為替は、日経平均株価は、その企業構成上、輸出企業のウェイトが高くなっています。輸出企業の特性で、円安になると、業績は良くなり、日経平均株価は上昇します。アメリカでは、世界の決済通貨がドルですから、為替という概念はなく、景気回復局面ではドル高が望ましいです。今、足元では、度ryが買われ、円は安くなる方向へと動いています。
ここ数日の出来事は、マーケットには好条件といえるでしょう。