日本もいよいよ2009年が本格的に始動しました。今日から仕事始めという方も多いでしょう。国会でも今日「第171通常国会」が召集されました。会期は6月3日までの150日間です。通常というぐらいですから、普通の業務ということで、実は国会議員さんたちは年の半分しか仕事しないのですね。秋に行う国会は「臨時国会」と呼ばれ、主に翌年度の予算を審議するのですが、これはあくまでも「臨時」です。
アメリカは大統領になれば4年間は必ず任に就きます。そして、同じ大統領の下で、中長期の政策を打ち出して、国家運営を行います。日本に欠けているのはこの中長期的なスタンスのようです。どっしりと構えた政策がなく、常に目先の選挙のための政策ばかりで、国家という物のあり方、それを守る政治家の役目というのが、結局は保身のための行動に終始している気がします。これでは、国の繁栄は臨めません。昨年の大河ドラマ「篤姫」では、幕末を駆け抜けた維新たちが、国家のあり方を論じ、それまでの大きな体制に立ち向かっていきましたが、今の政治家にはとても臨むべくもないものです。
今年は「義」と「愛」がテーマ(大河ドラマ「天地人」)のようですが、今は、そのような抽象的なことより、オバマ新大統領のような「チェンジ」といった改革が臨まれるのでしょう。もっとも、日本の場合は「自民党をぶっ壊す」といって圧倒的勢力を作り上げた、「改革」という言葉だけのむなしさで、痛みばかりを伴ってきましたので、なかなか受け入れられないのかもしれません。アメリカにしてもここまでぼろぼろになっていますから、当然、変革へと動かざるをえないのでしょう。
でも、間違いなく、今年は大きな転換期になると思います。今までの金融のありかたが大きく様変わりすることを余儀なくされています。神様が試練を与えてくださったのだと思います。大きくジャンプアップする兆しと受け止めるべきだと思います。ここで、本当の改革、チャンジが求められているような気がします。
それは私たち一人一人にも言えることで、今こそ「ポジティブ」に生きることだと思います。天下分け目は今かもしれません。ポジティブに生きる人と、ネガティブに考える人との行動がはっきりと分かれてくるような気がします。ここから踏み出す第一歩によって大きくその後の生き方を変えていくような気がします。今年はとても大事な一年のような気がします。