東芝は、富士通のハードディスク駆動装置(HDD)事業を買収することで基本合意したと日経新聞に報じてあります。両社の社長が同日会談し、東芝が今春をメドに富士通のHDD生産・販売事業を買収することで一致したそうです。買収額は300億~400億円とみられ、富士通は赤字のHDD事業から撤退する方針で、残るディスク生産部門についても昭和電工に売却する方向で本格交渉に入るそうです。
昨年はパナソニックによる三洋電機の子会社化が大きな話題を呼びました。ロームによるOKIの半導体事業買収など、今後もデジタル家電を中心にエレクトロニクス業界の収益環境は一段と悪化していて、再編も考えられるでしょう。
米国調査会社ガートナー予想では、2009年は、世界の半導体売上高は2008年見込み似比べ16%減少するとしています。今後も、半導体のみならず、液晶、電子部品などの分野野での再編も考えれるかもしれません。
DRAM業界ではエルピーダメモリと台湾マーカーを核にした再編思惑が浮上していると株式新聞では報じています。薄型パネルも国内では一段落の間はありますが、お隣韓国や台湾などのメーカーと、今後の成り行きではどうなるかわからない状況も考えられます。韓国は今大変な状況ですからね。
携帯電話やパソコン市況も不調ですから、セラミックやコンデンサー、水晶振動子など、予断を許さない状況のようです。
ビッグネームが翌日には看板がすげ替えられているなんてことも、今後の展開次第では十分に考えられます。