金曜日, 1月 30, 2009

不況でも「ゲーム」は強し

 任天堂は29日、2009年3月期連結決算の売上高が、過去最高の1兆8,200億円(前期比8.8%増)、税引き後利益は2番目に多い2,300億円(同10.6%減)になるとの見通しを発表しました。世界的な景気悪化でトヨタ自動車やソニーなど日本を代表する企業の業績悪化が相次ぐ中、ゲームの任天堂が国内メーカーの利益トップに立つ見込みです。
 家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」は、2008年4~12月に世界で前年同期より約4割多い2,052万台が売れたそうです。携帯型「ニンテンドーDS」も前年同期を上回る2,562万台を販売しました。金融危機の影響で消費が冷え込んだ年末商戦でも売れ行きは鈍らなかったとのことです。急激な円高の影響などで税引き後利益は減益でしたが、本業のもうけを示す営業利益は5,300億円と過去最高を更新する見込みです。Wiiは家族みんなで遊べ、DSは豊富なソフトを使った語学学習や料理のレシピ調べなどが売り物。不況で外出を控え、家で過ごす「巣ごもり消費」が増えていることも販売を後押ししたようだと新聞は報じています。
 ここ最近では見られない景気の良い話ですね。コンビニがデパートを売り上げで抜いたという話です。不況で外には出ないので家の中で使うものがキーワードなのでしょうか。コンビニ弁当と家庭用ゲーム機、想像しただけで健康には良くなさそうです。家庭内で使うもので常に消費するもの、新陳代謝するものが売れるのでしょうか。