ゆうちょ銀行と全国ほとんどの金融機関の口座間で互いに振り込みができるサービスが5日、始まりました。ゆうちょ銀のシステムが同日朝、民間金融機関の決済網である全国銀行データ通信システム(全銀システム)に接続されました。ゆうちょ銀によれば、同日午前10時時点で、大きなトラブルは報告されていないとのことです。全国の金融機関からゆうちょ銀に振り込む際には、振り込み専用の口座番号を使わなければならないなど、送金には注意が必要ですが、ゆうちょ銀からほかの金融機関には、通常の口座番号で振り込みができるのは利用者にとっては非常に便利なサービスです。
一方、戦々恐々としているのは地方銀行であり、信用金庫でしょう。郵貯銀行がこんご本格的に、住宅ローンや企業や個人への貸出業務、並びにクレジット事業を展開するようになれば、資金力や競争力から、地方銀行や信金・信組は厳しい戦いを強いられるでしょう。