火曜日, 1月 20, 2009

ユーロ圏、マイナス成長

 欧州連合(EU)の欧州委員会は2009年のユーロ圏16カ国の実質経済成長率について、前年比マイナス1.9%の大幅なマイナス成長になるとの見通しを発表しました。景気の急激な悪化を反映し、昨年11月の予想(0.1%増)から、2ポイント下方修正しました。2010年は0.4%増のプラス成長に戻ると予想しています。
 2009年の予想では、ドイツをマイナス2.3%としたほか、フランス(マイナス1.8%)、イタリア(同2.0%)とし、ユーロ圏外だがEUの英国はマイナス2.8%と大幅悪化を見込んでいます。
 ユーロ圏の消費者物価上昇率は2008年の3.3%から2009年に1.0%に大幅低下しますが、2010年には1.8%と欧州中央銀行のインフレ参照値(2%未満)にほぼ戻ると予想しています。また失業率は2008年の7.5%から2009年は9.3%、2010年には10.2%に悪化する見通しです。
 ユーロ誕生発の状況で、個々は各国、欧州連合の威信にかけても、復活の道を探ってくるでしょう。