老後生活は大きく二分されると思われます。超裕福な環境と超厳しい生活、2パターンに分かれます。
制度依存の方は後者に属するでしょう。老後を意識せず、具体的なイメージを持たず、おそらく危機感もないまま時間を過ごし、当てにしていた制度が逃げ水のように遠のいて行くのを、ただ某然として見ていて、現状の悲惨さを、政府のせいにする人です。
おそらく、皆さんが意識している以上に、いや、想像を超えた感じで、年金制度は大きく破綻しているのでしょう。
それは医療制度も一緒で、医療制度の方は、破綻危機を理由に、自由診療の枠を広げ、料金に見あった治療という、コストパフォーマンスを追求する世界へと変貌して行くのでしょう。
皆保険制度に守られて、広く平等に治療を受けられることを当たり前としている風潮が、根底から覆させられる事態が待っていると思われます。医療の世界に競争原理が働き、それは、コストパフォーマンスの名のもとに、お金を持っている人専用の治療が生まれ、資金力の差で、治療内容が変わる世界となります。
テレビにの世界と思われるでしょうが、近い未来の医療の構図です。
さて、年金はどうなるのか。こちらはお金を払っても老後制度を買うことはできません。今から準備しなければならないことは山ほどあります。自分自身で、自分の年金は準備しなければなりません。
持っている人ともていない人の差は、歴然となる世界が待っています。
年金制度の行方も不透明になっています。年金支給開始年齢の繰り上げ、60歳以降も働かなければならないですが、雇用環境は厳しいです。まさに自助努力の時代本格化始動です。みんなで頑張って、老後の “あんしん” を確かなものにしていきましょう!!
金曜日, 7月 27, 2012
月曜日, 7月 23, 2012
リスクには現金
リスクに備えよう...大震災以降、このようなタイトルでセミナーが行われたり、
冊子が発行されたりと、自然災害への備えが注目されています。おりしも、九州
では、大雨による被害が甚大で、地球規模で、自然災害が多くなっています。
しかし、不慮の事故ばかりがリスクではありません。会社の突然の倒産、あるい
は解雇。取引先の倒産による連鎖倒産など、肝心の収入が途絶えるというリスク
は大いに考えられます。
死亡すれば、生命保険が入ってきますが、介護状態となると、生命保険金すらあ
てになりません。でも収入減少ということは待ってはくれません。
住宅ローンは、死亡による負担免除はありますが、収入源による免除措置はあり
ません。生き続けることが大変なのです。
この収入減に対しての備えはあるのでしょうか。
所得保障保険とありますが、それは死亡保障を毎月分割して受け取りもので、リ
ストラにあったからお金がもらえるというものではありません。
個人事業主の所得補償はありますが、保険料も高いです。
ようは、現金が大事なのです。いかに多くの現金を家庭内で保持しているかです。
保険でも制度でもありません。公的制度も、限りがあり、一生面倒を見てくれる
ものではありませんし、その金額は決して十分なものではありません。
そろそろ保険や制度に頼るのはやめましょう。もらえれば儲けものと言う感覚が
いいでしょう。キャッシュを貯めることが一番重要です。現金が一番です。
月曜日, 7月 16, 2012
消費税率引上げ前の駆け込みには気を付けよう
消費税率引き上げで、今、不動産銘柄が急騰しています。いわゆる、駆込需要期待ですね。物を買って、1.05をかけるのと、1.1をかけるのでは、全然、物件価格が異なってきます。大きな買い物をするときほど、この消費税は、負担感を増します。5%でも大きいのに、8%、10%ともなると、やはり、物件価格にもろに跳ね返ってくるので、物が高くなったイメージです。
かといって、消費税が上がる前に買った方がいいかと言われると疑問です。絶対に必要であるならまだしも、消費税の引き上げが理由であるなら、それを購入する理由にはなりませんね。
家を購入するということは、それだけ大きな借金を背負うことになります。それを返していけるのかどうか、十分に考慮する必要があります。販売者側は、売れればいいのです。そのあとは知ったこっちゃありません。消費税率引き上げは、彼らにとって、絶好の販売チャンスでもあります。購買意欲を駆り立てるには、格好の材料です。
家だけではありません。車もそうです。家電製品もそうですね。値が張るものは、とにかく消費税率引き上げ前に、何とか買おうという、まさに駆け込み状態です。
もっとも、家や車が売れなくれば、経済は循環せず、景気は良くはなりませんが、駆け込み需要は一過性のもので、足腰の強い景気回復とは言えませんね。
とにかく、消費税率引き上げが購入のきっかけなら、ちょっと待ったと、立ち止まるべきですね。本当に必要かどうか、買った後は大丈夫かを、しっかりと考えましょう。
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