金曜日, 7月 27, 2012

老後生活は大きく二つに分けられます

老後生活は大きく二分されると思われます。超裕福な環境と超厳しい生活、2パターンに分かれます。

 制度依存の方は後者に属するでしょう。老後を意識せず、具体的なイメージを持たず、おそらく危機感もないまま時間を過ごし、当てにしていた制度が逃げ水のように遠のいて行くのを、ただ某然として見ていて、現状の悲惨さを、政府のせいにする人です。

 おそらく、皆さんが意識している以上に、いや、想像を超えた感じで、年金制度は大きく破綻しているのでしょう。

 それは医療制度も一緒で、医療制度の方は、破綻危機を理由に、自由診療の枠を広げ、料金に見あった治療という、コストパフォーマンスを追求する世界へと変貌して行くのでしょう。

 皆保険制度に守られて、広く平等に治療を受けられることを当たり前としている風潮が、根底から覆させられる事態が待っていると思われます。医療の世界に競争原理が働き、それは、コストパフォーマンスの名のもとに、お金を持っている人専用の治療が生まれ、資金力の差で、治療内容が変わる世界となります。

 テレビにの世界と思われるでしょうが、近い未来の医療の構図です。

 さて、年金はどうなるのか。こちらはお金を払っても老後制度を買うことはできません。今から準備しなければならないことは山ほどあります。自分自身で、自分の年金は準備しなければなりません。

 持っている人ともていない人の差は、歴然となる世界が待っています。

月曜日, 7月 23, 2012

リスクには現金


リスクに備えよう...大震災以降、このようなタイトルでセミナーが行われたり、
冊子が発行されたりと、自然災害への備えが注目されています。おりしも、九州
では、大雨による被害が甚大で、地球規模で、自然災害が多くなっています。

しかし、不慮の事故ばかりがリスクではありません。会社の突然の倒産、あるい
は解雇。取引先の倒産による連鎖倒産など、肝心の収入が途絶えるというリスク
は大いに考えられます。

死亡すれば、生命保険が入ってきますが、介護状態となると、生命保険金すらあ
てになりません。でも収入減少ということは待ってはくれません。

住宅ローンは、死亡による負担免除はありますが、収入源による免除措置はあり
ません。生き続けることが大変なのです。

この収入減に対しての備えはあるのでしょうか。

所得保障保険とありますが、それは死亡保障を毎月分割して受け取りもので、リ
ストラにあったからお金がもらえるというものではありません。

個人事業主の所得補償はありますが、保険料も高いです。

ようは、現金が大事なのです。いかに多くの現金を家庭内で保持しているかです。
保険でも制度でもありません。公的制度も、限りがあり、一生面倒を見てくれる
ものではありませんし、その金額は決して十分なものではありません。

そろそろ保険や制度に頼るのはやめましょう。もらえれば儲けものと言う感覚が
いいでしょう。キャッシュを貯めることが一番重要です。現金が一番です。

月曜日, 7月 16, 2012

消費税率引上げ前の駆け込みには気を付けよう


 消費税率引き上げで、今、不動産銘柄が急騰しています。いわゆる、駆込需要期待ですね。物を買って、1.05をかけるのと、1.1をかけるのでは、全然、物件価格が異なってきます。大きな買い物をするときほど、この消費税は、負担感を増します。5%でも大きいのに、8%、10%ともなると、やはり、物件価格にもろに跳ね返ってくるので、物が高くなったイメージです。

 かといって、消費税が上がる前に買った方がいいかと言われると疑問です。絶対に必要であるならまだしも、消費税の引き上げが理由であるなら、それを購入する理由にはなりませんね。

 家を購入するということは、それだけ大きな借金を背負うことになります。それを返していけるのかどうか、十分に考慮する必要があります。販売者側は、売れればいいのです。そのあとは知ったこっちゃありません。消費税率引き上げは、彼らにとって、絶好の販売チャンスでもあります。購買意欲を駆り立てるには、格好の材料です。

 家だけではありません。車もそうです。家電製品もそうですね。値が張るものは、とにかく消費税率引き上げ前に、何とか買おうという、まさに駆け込み状態です。

 もっとも、家や車が売れなくれば、経済は循環せず、景気は良くはなりませんが、駆け込み需要は一過性のもので、足腰の強い景気回復とは言えませんね。

 とにかく、消費税率引き上げが購入のきっかけなら、ちょっと待ったと、立ち止まるべきですね。本当に必要かどうか、買った後は大丈夫かを、しっかりと考えましょう。