月曜日, 11月 01, 2010

ビッグイベント後が大事

 今週から来週にかけて、いよいよビッグイベントのクライマックスです。11月2日アメリカ中間選挙です。事前予想では、与党民主党不利と報じられています。
 中間選挙は、下院全員の総入れ替え、下院は日本では衆議院ですかね。上院は1/3の入れ替えです。下院での与党民主党過半数割れは避けられないとの予想です。上院では、現在民主党が過半数を取っていますが、今回の改選でも過半数割れはないとの見方です。
 オバマ大統領は、中間選挙の負けは容認して、一気に2年後の大統領選挙に照準を合わせているのではといわれています。前大統領のブッシュ、その前のクリントンの時も、中間選挙では与党が負けています。
 アノマリーで、中間選挙の年から本選挙までは株価は上昇するというのがあります。それも50%以上も上がっています。

 11月2~3日にアメリカFOMCが待っています。大型の金融緩和政策が発表されるのではとの観測です。ゴールドマンサックスは、2兆ドル規模になるのではと報じています。これにより、ドル安は一層進むとみられています。ということは円高です。これで、最高値を更新して1ドル=70円台で推移するとの予想だたてられています。

 来週のG20、ここではアメリカガイトナー財務長官の「経常収支4%以内」という数値目標を定めたルールがどうなるかです。アメリカは、為替戦争を対中国、対新興国に激しく仕掛けてくるでしょう。実際の戦争ではなく、為替戦争でアメリカ国民の支持を得て、大統領選挙へとのオバマ大統領の思惑なのでしょうか。

 このビッグイベント後に、マーケットはどう動くか、大注目です。