月曜日, 2月 11, 2008

大波乱の一年のようです。

 東京で開いた日米欧など7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、世界経済について「より困難で不確実な環境に直面している」と下振れリスクに言及した共同声明を採択、閉幕しました。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題で揺れる世界経済を安定軌道に戻すため「個別にあるいは共同して適切に行動する」と明記。新興市場国も含めた世界経済も「下方リスクが存続している」と指摘し、市場安定に向け各国中央銀行が必要に応じ追加措置を取る構えを示すとともに、金融機関に資本増強を促しました。各国、利下げを行うのでしょうか。

 アメリカ大統領選挙は大盛り上がりです。共和党はマケイン候補でほぼ決まりのようですが、民主党は大激戦です。史上初の「女性」か「黒人」かが注目ですが、当初のクリントン有利は大きく覆されているようです。最終的にどちらの史上初が選ばれるでしょうか。ヒラリーの夫は、スーパーチューズデーで大逆転しましたが、今回は決着が付かず、ケネディー家はオバマ指示を表明。ゴア氏がどちらを指示するかが大注目です。医療制度で、先進国唯一、皆保険制度が存在しないアメリカでの社会保障制度改革を訴えるクリントンですが、本線突破のための右派より路線はどうなっていくのか。大混戦は民主党にとって有利なのか不利なのか。サブプライムローン問題での経済大混迷など、今年は世界中で大波乱の年のようです。