木曜日, 5月 03, 2012

老後のサポーターとは

「一に健康、二に生き甲斐、三にお金」 これが豊かな老後に必要な三つの条件です。健康でなければ、いくらお金があってもどうしようもありません。健康あっての人生です。

 生き甲斐がないと人生つまらないですね。趣味でも何でもいいですが、楽しみがなければつまらない。なんでもいいんです。

 そしてお金です。お金がなければ、介護も受けられないですし、趣味に没頭することもできないです。生き甲斐は、自分で見つけるものです。これはお手伝いすることはできないですが、いろんなサークルに参加するなどして、何に楽しむかを見つけましょう。

 健康のサポーターはドクターであり、カウンセラーであり、いろんなヘルパーがいます。体とこころのケアーは重要です。いまは、病気を治療することよりも未病、病気にならないことに力を入れられています。当然、 医療給付費の削減のために、病院に行かないように普段から心がける指導がなされています。健康診断の推進や栄養管理教室などがそれです。また、メンタルヘルスも進んでいます。病は気からと言いますからね。精神的な安らぎがあって健康があります。

 お金のサポーターがファイナンシャルプランナーです。銀行や証券会社、保険会社などの金融機関は、あくまでもサプライヤー、金融商品提供者です。たとえ、どんな接客であっても、顧客本位というふれこみであっても、あくまでもサプライヤーです。
 資産家にはプライベートバンクというものが活用されていて、特別なアドバイザーがついています。これは資産を殖やす、運用するということのみでの接点です。それゆえ、資産家は永遠に資産家でいられるのです。もともと英国貴族がその地位を維持させるために生まれた制度です。その延長戦にあるのは「タックスヘイブン」と呼ばれる租税回避地の存在です。ヘッジファンドもその流れで生まれたものでしょう。

 スポーツ選手のエージェントという、生活全般をサポートする職業があります。 これは移動交通手段やホテルの手配、資産管理から子供の学校の世話など、ありとあらゆるサポートを行います。

 老後においてのサポーター、特に老後とは限らなくても、ファイナンシャルの部分でサポートする、このエージェントに似た職業がファイナンシャルプランナーです。

 アメリカでは優秀な3人のサポーターを持てば人生はそれで幸せと言われています。それはドクター、弁護士、ファイナンシャルプランナーです。資金の多い少ないにかかわらず、資産管理のサポーターを見つけることは、豊かな老後を迎えるには不可欠なことですね。