日曜日, 5月 27, 2012

手取額減少に時代へ

給料が増えないで物価が上がる・・・これから迎える、景気回復局面で起こる出来事です。

 物価高には良い上昇と悪い上昇があります。株価の上昇を伴う物価高は良い上昇ですが、買うか下落時の物価高は、まさに日本崩壊と言うことになります。

 いずれにしても、物価は上がります。給料は上がりません。これはまさに「手取り額減少」の時代です。年金生活者も同じです。むしろ、すでに支給されている年金額も減少するかもしれません。

 手取り額が減少する過程には、今話題の増税があります。直接税額を引き上げる所得税増税等、間接的に税収を上げる消費税増税があります。バランスの問題ではありますが、どちらも税負担は増えますね。

 次に社会保険料のアップです。こちらはかなり深刻です。社会保障制度が維持されるかどうかの瀬戸際と言うこともありますが、社会保険料だけは、家族の事情なく、負担感はかなり大きいものになります。
 
 次に、生活環境における負担増です。それが物価高であり、医療費負担です。先ほど書いた通り、景気回復局面では避けては通れないプロセスが物価高ですから、避けては通れませんね。

 以上を考えると、社会構造が大きく変化しない限り、今の社会保障制度維持、何より国家の財政再建と言う名目などから、私たちの手取り額が年々減っていくのは、火を見るよりも明らかです。

 この手取り額減少に対する処方箋は、ないと言っていいほど手詰まり感があります。

 収入のアップか、支出の削減かですが、支出の削減はかなり難しいですね。収入アップと言っても副業禁止の会社も多く、だからネットワークビジネスが流行するのも一理あります。

 となると、もう打つ手は運用するしかないのでしょう。これにはすごく高いハードルがあります。いや、自分の心が壁を厚くも高くもしているのです。

 まずは受け入れることからでないと前には進めません。運用以外に方法があるのであれば、そちらの道を進むといいでしょう。さて、どうでしょうかね・・・