水曜日, 10月 26, 2011

年金制度にしっかりしてもらわないと困りますね

 お客様の会社の従業員の労務コンサルをしていますが、税金よりも社会保険料のほうが高いのにいつも驚かされます。こんなに払うのかっていう感じです。給与明細を見ていると、本当に手取り額は減るものですね。何度も言いますが、こんなに引かれるものかと思います。それにしても、毎月きちんと保険料を払って、本当に年金がもらえるのでしょうかね。  年金財政は破たんしているのでしょうか。消えた年金の話はどこへ行ったのでしょうか。記録の名寄せは大丈夫なのでしょうか。支払保険料を見るたびに、もし、制度自体が破たんしているのであれば破綻させた人を恨みたくなりますね。  国に頼ってはいけないと言われますが、それではいったいどうすればいいのでしょうか。自助努力とは一体何なのでしょうか。  毎月10000円をためると年間12万円になります。それを30年間続けると360万円になります。これはおそらく普通の家庭の一年半分の支出になります。30年間こつこつ貯めて一年半しか持たないということです。  年金保険料は、サラリーマンの場合、労使折半です。たとえば自分の年イン保険料の天引き額が25000円だとすると、実際には50000円支払っていることになります。30年払い続けると1800万円になります。月20万円必要とすると、年間240万円ですから7年半分ということになります。  60歳から収入が無いと仮定すると、毎月20万円必要な場合、80歳までで4800万円準備しなければなりません。30年で割ると、毎月14万円弱は貯めなければなりません。きつくないですか。  年金制度は、やはりしっかりしてもらわないと困りますね。