火曜日, 1月 03, 2012

明日は仕事はじめ、今年こそこれからのことを考えよう!!

正月も今日で終わり。いよいよ明日から仕事はじめという方も多いのではないでしょうか。世界の要人たちも、休暇を終えて、世界のかじ取りの準備をしていることでしょう。  今年は、大雑把にいえば、アメリカのヨーロッパ見限りによる独走態勢構築と、ヨーロッパが必死で追いかける感じでしょうか。欧米のラストスパートの恩恵を資源国が受けるのでしょう。  それでも、そう平坦な道のりではありません。第一四半期では、ヨーロッパでは日本円にして約15兆円の国債償還が待ち受けています。その三分の一がイタリアですから、これは大変なことです。昨年末の実質の量的緩和(3年物国債担保による資金流出)を2月にも行う予定だそうです。これによりユーロは対ドルで大きく下落するでしょう。でもそれは意図的というか、当然ではあります。何せ量的緩和ですから、それは通貨安誘導に他なりません。ユーロ/円で、100円を切るのも致し方ありません。昨年末のブログにも書きましたが、さらなるユーロ安には要注意です。  第二四半期にかけては、政策の効果がどう表れるかで、その後の風景は変わってくるかもしれません。イランの暴発など、いろんな政治的要素も絡み、簡単には見通せませんが、アメリカの経済指標もよくなってくるのかもしれません。WSJでは、名だたるヘッジファンドが、アメリカの住宅市場に資金投入しているとの記事もありました。アメリカのアキレスけんである住宅市場が底を打ったとなると、これはアメリカ復活は本物です。出口戦略という言葉が紙面をにぎわすことでしょう。  日本は、第1四半期は円高で苦しみ、第2四半期は選挙がらみで苦しみ、第3四半期は政局の乱れ(政界再編等)で、国会空転(法案が通らない)で苦しみ、第4四半期はいよいよ外国勢の攻勢に苦しむという感じでしょうかね。全然いいことがないじゃない...  アメリカ大統領選挙までには日本のTPP参加表明があるでしょう。来年は消費税率引き上げに関する税制大綱作成、再来年に実施(5→8%)の運びです。その時はアメリカ経済は絶好調なのでしょうかね。ユーロはとても強い通貨に変身しいていることでしょう。  私たちは、とにかく今までの常識にとらわれず、過去はこうだったということは一切忘れて、今何とかなるという楽観的な発想はやめて、誰かが何とかしてくれるという感情はなくして、真剣に、これからのために準備することを考えたほうがいいと思いますよ。  そのためには、やはりおカネの流れ、経済・政治に関心を持つことでしょう。IMFが言う日本破綻の2015年が、もし本当なら、あと3年しかないのですからね...  正月早々暗い話はともかく、今年は去年よりかはよくなりますから、今がこれからを考えるチャンスです!!