火曜日, 1月 10, 2012

好き嫌いではなく運用は大事です

退職後の生活のご相談があります。退職後も再就職を希望していましたが、会社側から受諾されなかったとのことです。住宅ローンは後10年は残っていて、年金満額支給もまだ先です。住宅ローン以外の借金もあって、これからどうしたらよいかとのご相談です。  退職後の収入源の確保は、なかなか容易ではないようです。国は65歳までの再雇用の義務化を声高に叫んでいますが、現場では、まったく事情は異なります。この年代の方は、住宅を手放すという発想はなく、また、運用で資金を殖やすという考えは毛頭ありません。  実際、このような状況は、私どもでもどうしようもない状況です。何とか働き口を見つけましょうというのはアドバイスにもなっていませんが、それぐらいしかないのが現実です。結論としては、運用という手法を学んでもらうこと以外に、これからの社会保障縮小の時代には生きていけないのです。  働くことによる収入確保が難しく、年金が先細りし、支出が大きいとなると、どうしようもありません。我慢の生活をするか、運用で収入源を確保するかしか方法はないのです。運用とはそれだけ重要な地位を占めてくるものです。  運用に関しては、強制することはできません。リスクテイクは自らで乗り越えてもらわなければなりません。好き嫌いの問題ではなくなっていることを、早く理解してほしいと思います。運用は必ず資産が殖えるわけではないので、勉強も訓練も必要です。増税、医療費負担の増加、年金縮小、どうやって生きていきますかね。真剣に考えましょう。