月曜日, 12月 05, 2011

老後の相談がありました。厳しいですね。

先日、今年退職した方の相談を受けました。退職後の生活のご相談でした。ご相談者の概要はこうです。  9月に60歳で退職。その後、再就職はできなかったようです。いまは65歳までの再雇用が奨励されていますが、現実は厳しいようです。友人の会社でアルバイトをしているようですが、1月までの雇用だそうです。退職金は1500万円でしたが、それまでのカードローン返済で、残額1000万円となりました。そのほか、確定拠出年金制度から一時金として265万円受け取ったようです。制度では「定期預金85%、海外株式15%」の配分で、株式市場は目減りしてこの金額となったそうです。受取金額は税引後です。確定拠出年金での一時金は、税制優遇で、税額は少なくなっています。  そのほかに、民間の年金保険で、年70万円、5年間の支給のが来年3月よりスタートされるそうです。公手年金は、64歳前では年間約168万円、65歳以降は年間約240万円支給されます。  住宅ローン残債が約2200万円(金融公庫1350万円:年利4%、年金基金850:年利2.5%)です。  ご相談は、この住宅ローン残債を、退職金、401k一時金、民間の年金保険の一括受け取りに変更して、ローン残債を全額返金した方が良いかどうか。また、足らないもの、また、その後の生活費を不動産担保ローンで賄ったほうが良いかとの内容でした。  このような方は多いのでしょうかね。60歳からの再就職は厳しいようですね。