水曜日, 11月 30, 2011

年金支給額の引き下げが議論に

年金制度が見直されています。その根本は、保険料の引き上げではなく、年金給付の見直しです。実際の支給年齢の引き上げはすでに議論に入っていますが、支給額そのものを見直す動きも出ています。  もともと年金制度では、インフレとともにその年金支給額は増えていく制度になっています。ところがバブル崩壊後、インフレどころかデフレ状態に陥り、支給額は上がるはずのない状況ではあったにもかかわらず、年金受給者への配慮と説明していますが、経済環境とは関係なく、支給額を毎年引き上げてきました。  その後、支給額の引き上げを凍結することにはなりましたが、減額ということはありませんでした。今回は、実際に減額するという議論です。これが実施されれば、初めての年金支給額の引き下げとなります。  100年安心の年金制度はどうなったのでしょうか。支給年齢の引き上げと支給額の引き下げ。これは避けられないようですね。