木曜日, 3月 10, 2011

株価の上がり下がりに一喜一憂しないように

 株価は上がったり下がったりの状況ですが、ある一定の幅で推移しているようです。大きく上げるのか、あるいは下げるのか、方向感を模索しているよな感じです。何かのインパクトがあれば背中を押されるようなものなのでしょうが、それが何かによって、今後の分かれ道になるのでしょうな。
 上に向かうインパクトとしては、やはり企業業績でしょう。その数字がよいとなれば、株式投資の基本でもある、将来性への投資ですから、上昇機運は高まるでしょう。さらに良い材料となるのは、やはり円安でしょう。企業業績が日米ともに良ければ、為替はおのずとドル高、円安になります。
 一方、下落のインパクトは、中東情勢の悪化、特に、サウジアラビアなどの、日本とも密接な産油国への紛争の波及は大きなマイナス要因でしょう。スエズ運河封鎖なんてなると、これは大問題です。原油価格の高騰は、企業にとってはコスト高となり、また、為替では安心通貨への移行から円は買われるようになりでしょう。中国への紛争の波及も懸念されていますが、強力な国家の統制から、波及はしないのではとの見方もあります。
 株価は需給のバランスと景気循環が左右すると言われています。原油高の影響とか、中東紛争の悪化は、あくまでも、理由探しのような気がします。投資家は、特にファンドと呼ばれる大きなお金の集団や、規模こそ違いますが個人投資家は、果敢に収益を狙いに来ます。どんな状況であれ、相場に果敢に挑戦してきます。相場の方向感がある程度定まれば、一気に、そのトレンドに仕掛けてきます。リーマンショック時も、その前のライブドア食事も、売りで儲けている人もいます。逆張り志向で、下がったら買いと、相場にチャンレンジしています。 テレビや新聞のニュースばかりに踊らされていると、絶好の好機を逃しかねないのが相場というものです。おそらく投資家の行動は、一般の人の真理の逆をいくのでしょう。大きな目で見れば、上昇トレンドであると思いますね。真理は、意外と、別のところにあるのあもしれません。