火曜日, 3月 29, 2011

原発問題や計画停電が経済を冷やしますね

 原発事故の問題は深刻です。核分裂を止めることはできたので、第二のチェルノブイリになることは防げたようですが、冷却が厳しい状況になっていて、長期化が予想されます。放射能の漏れは、今の状況では防ぎようがなく、漏れを最小限に抑えることしかできないのでしょう。
 放射能漏れを、ある程度抑えることができたら、原発の周囲に大きな建屋を建てて、囲い込む、閉じ込める作業となるのでしょう。土壌や海、作物や魚に放射能が検知されるのは続くのでしょうが、人体に影響がない数値を維持しているのであれば、心配ないとは思いますが、気にはなりますね。放射能放出の、その数値の上昇は、マーケットにはマイナスとなりますね。

 計画停電も、東電は、域内の火力発電のフル活動や、ガスタービンの活用も検討しているようです。ここにきてオール電化が足をひっぱているようです。電気からガスへの動きもあるとも言われています。夜の時間の製造業稼働時間の移転、サマータイム制度の導入など、夏に向けての電気需要対策が求められています。クールビズの強化もあるでしょう。東電ショックとも呼ばれていいるようで、マーケットは東電が足をひっぱている状況です。かつてはソニーショックもあり、大手企業の株価暴落は、これほどまでにマーケットに大きな影響を与えます。一部では東電の一時国有化もうわさされています。

 いずれも、原発が解決方向に向かうということが、マーケットの回復の重要なキーワードですね。