水曜日, 1月 07, 2009

外為証拠金取引、過去最高に

 急激な円高は、個人投資家を為替市場に呼び込んだようです。東京金融取引所が6日に発表した2008年の外国為替証拠金取引の取引数量は4330万1268枚(1枚は1万通貨単位)と前年より28.9%増え、過去最高となりました。昨年、大もうけしていた人の多くはこの外国為替証拠金取引によるものだったようです。通貨別では円・ドル取引が前年より7割以上も増えました。円の対ドル相場は13年ぶりに1ドル=87円台に上昇し、また、ユーロ・ドルなど新たに16種類の取引を増やしたことも、売買増につながったもようです。 逆に強制的に取引清算(ロスカット)も多く見られたと言うことですから、値動きの激しさが伺えます。為替相場が乱高下した10月に取引数量が過去最高水準になった後は売買を手控える動きも広がり、取引数量は低調になったようです。
 株式取引の場合は、出来高といって、売りたいけど買う人がいなければ商いが成立しないということがありますが、為替取引の場合は、相対取引(1対1の取引)ですので、必ず商いは成立します。JPY-USDの取引の場合、円高になると思い、ドルを売る取引をしても、株取引のように、買い手がいなくて商いが成り立たないということはありません。

 個人投資家の心理を表している話ですが、ここで、考えることがあります。1ドルが80円台に突入したときに、まだまだ円高になるという意見があり、それによって投資をしなかった人たちもいるということです。この人たちは、このニュースを聞いて、今頃から投資を始めようと、ドル買いに入るのですが、まだまだ不安定で、1ドル90円から80円台になる可能性もあります。そして損をするという、過去何度も繰り返されているパターンです。
 1ドル80円台が70円台になる可能性と、90円台が80円台になる可能性は、その現状が起こる背景は大きく異なります。値動きは同じ額でも、背景が異なります。そこが大事なのです。1ドル80円台の時は目をつぶってドル買いと判断していましたが、90円台半ばに近づけば黙って売りと判断していました。その90円台半ばに近づいているときです。私の周りの大金持ちの方々は、ドル投資を手じまいだしています。う~ん。どう考えますか。