火曜日, 10月 19, 2010

金利はとても重要です。  

 昨晩のニューヨークダウは、$11000をキープ、上昇しています。先週の金利上昇を受け、国債から株へ資金移動しているのでしょうか。世界的なドル安でもあり、ドル安は、リスク選好度が高待っているということで、株への資金シフトが見られたのでしょう。金利上昇は、ドル円でも、ドル買い円売りとなり、日本での円高も一服状態でした。
 昨日は逆に国際価格が上昇、10年債利回り金利は0.05%ほど下げたようです。ただ、為替では、ガイトナー財務長官が強いドルへの信頼保持との発言から、主要6通貨に対するドル指数が上昇しました。
 世界的に株価は上昇傾向にあります。徐々に投資家のリスク選好度は高まっているのかもしれません。

 金利は株価に先行します。債券は、市場が不安なときに買われます。債券が人気ということは株式が不人気ということになります。投資家の心理で、安定を選ぶか、成長を選ぶかで、世の中の経済状況が好転していれば、成長期待の市場にお金を投じるでしょう。
 債券価格が人気ということは、債券価格が上昇します。それは、たとえば、10年後に100になると結果が決まっているところに多くの人が集まれば一人分の利益は薄まります。利回りは下がります。金利は下がります。10年後の100に対して、債権を買う人が少なくなれば、人ら足りの利益は多くなります。利回りは上がる、金利は上がります。
 金利が上がる等ことは、債権が不人気ということを意味し、その分株にお金が回るだろうと予想でき、よし、私の乗っかろうと、こぞって株にお金が集まります。金利が上がれば株価は上がります。金利が上がれば、為替でも、ほかに逃げていた通貨が戻ってきます。
 
 金利はとても重要です。本当に重要ですよ。