金曜日, 1月 21, 2011

中国が日本を抜いた

 いつかはこんな時が来るだろうとは言われていましたが、GDPで、中国が日本を抜いて世界第二位に躍り出ました。日本は西ドイツを抜いて以来、ずっと維持してきた世界第二位の座を奪われました。IMFの試算では、いずれアメリカをも抜く日はそう遠くないそうです。
 いまや、中国なしでは世界経済は成り立たず、アメリカも中国には神経を、相当すり減らしているのでしょうなあ。それもこれも中国人民元が変動相場制の仲間入りをしていないからで、為替の話になると、中国は発展途上国であることをことさら強調します、したたかな外交手法ですね。

 日本がGDPで世界第三位になったからと言って、なにも卑下することはありません。堂々たる第三位ですから。日本の技術力、サービス天下、細やかな心配り、日本には誇るものがたくさんあります。能登加賀屋の台湾進出をテレビで見ましたが、日本の接客は世界一です。話がそれましたな。

 日本の企業も中国頼みの状況ですが、これからは、欧米中心の世界経済は、その舞台はアジアに移ってきています。いまこそ、日本はアジアの中の地位を確立すべき時でしょう。アメリカはアジ化の独立を嫌うでしょうが、時代はもうアジアです。アジアなくしてこれからの世界経済はあり得ません。
 中国の次はインド、インドネシア、ベトナム、カンボジア、東南アジアはますます重要になってきます。日本のアジア外交はどうなるのか。金融はアメリカが、オイルマネーはイギリスが牛耳るでしょうから、消費・生産という、経済の根幹は、もはやアジアなのでしょう。

 実は私、アジア諸国に一回も言ったことがないのです。中国に一回、マレーシアは中継地として降りただけ。香港は4回行っていますが、アジア諸国を回ってみたいですね。食事がどうもね。また話が変わりました。
 とにかく、アジアがすごい。これからはアジアの時代だ。そんなことはとうにわかっていますがね。