月曜日, 1月 31, 2011

調整局面に注意です

 先週末から、日経平均株価が下落し始めました。先週末のVIX指数(恐怖指数)が上昇。名前の通り、マーケットに対して恐怖を覚え、リスク回避が進むといわれている指標ですが、日本国債の格下げ、親米政権のエジプトの混乱などで、マーケット参加者がリスク回避に走っているようです。
 債券が買われるということは、長期金利は下落傾向にあり、金利差で、ドル売り円買いが進み、円高へと方向転換しそうです。日本の構造上の問題で、決算による円の買い戻しで円高になりやすい状況でもあります。おりしも、中国の旧正月休みです。年明けから大きく上昇を続けた世界株式マーケットの調整局面を迎えているのでしょうきあ。中国の旧正月を狙っての中東の暴動と、なにか穿ってみたくなるような動きで、原油価格は上昇しています。原油といえばヘッジファンド、原油が上がれば笑うグループもあります。アメリカもその中に入っているのでしょうか。原油価格の上昇は今後続くようです。
 チャーティスト(チャート分析者)の方に話では、一目均衡表から、今後はニューヨークや東京の株式市場は下落のサインが出ているとの指摘があります。一時は日経平均株価で9900円に向かうとの話もあります。為替が対ドル80円に迫るようなら、大きく円高に動く可能性もあるとの、チャーチストの意見です。
 一方、起業行セkの上方修正連続で、今週決算のピークで、通期見通しは大幅上昇予想ですから、今までに金融相場から業績相場へと移行するので、やはり強気の見方はあるのでしょう。
 おそらく調整は一時期のもので、マーケットは一本調子で上昇することは絶対になく、上がったり下がったりで上昇します。先高観がある状況では、押し目は買いというスタンスなのでしょうかね。
 いずれにしても、ここ数日の調整は様子見でしょう。どこまで深くなるかはわかりませんが、5月のゴールデンウィークまでは大相場になるとの見方が多いです。むしろ年前半はよいが後半はわからないから前半で稼ぐという感じでしょうか。
 いずれにしても調整局面は注意です。短期トレードの方は要注意。中長期の方は、あまり驚かないでくださいね。長い目で見れば、安値の仕込み時かもしれません。