火曜日, 5月 24, 2011

マーケットは荒れていますね

 マーケットが大きく荒れています。ニューヨークは続落が続き、東京市場も下落が続きます。イタリアの国債格下げなどによるユーロの下落、円も微妙な位置で、円高になるような感じですが、日本特有のリスク回避での円売りも予想されています。原子力発電事故に関する東電の発表への不信感、結局、事故終息は長期化しそうという観測から、日本買いはなかなか進まないようです。
 6月のアメリカの量的緩和終了は発表済みで、利上げン関しても、何度かのFOMCを経てのち考慮するとの発表です。ヨーロッパの再度の利上げがあるのかで、為替の動きは変わるでしょう。

 震災への対策が続く中、復興への兆しが見え始めたら、いよいよ消費税率引き上げの議論が進むでしょう。この状況での日本国債の格下げは厳しいです。財政改善への取り組みを示すことは、日本の存亡において重要です。

 残念ながら「のどもち過ぎれば熱さ忘れる」で、経済においては、震災はなかったように正常に動く方向に無理やり動きます。私たち日本人とし、阪神淡路大震災もそうでうすが、決して風化してはいけないことですが、経済はそうではありません。震災目の難題である、消費税率引き上げ、税と社会保障の一体化やTPOP参加の是非、世界競争力のある農業への転身など、先延ばしになっている重要課題が頭をもたげてきます。