水曜日, 12月 12, 2007

米、0.25%追加利下げ・FF年4.25%、経済減速に懸念/10月の経常黒字、10カ月連続プラス

 日経新聞社の金融機関ランキング(三大都市圏での個人を対象としたアンケート)で、顧客満足度第一位は、前年二位の「ソニー銀行」となったそうです。PCや携帯から振込や残高照会ができる利便性の良さや、外貨預金などの品揃えの良さ、初手数量の安さが評価されたそうです。今回の調査の第二位は、前回一位の「新生銀行」、提携先のAYM機利用手数料無料が支持示されています。第三位は「セブン銀行」、セブンイレブン全店にATM機配置と営業時間の長さが評価されたようです。「大垣共立銀行」が四位、前回も三位と、地方銀行が検討、都銀では「三菱東京UFJ銀行」「りそな銀行」「三井住友銀行」がベストテンに復活しました。

米、0.25%追加利下げ・FF年4.25%、経済減速に懸念
 米連邦準備理事会(FRB)は11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き下げ、年4.25%とすることを賛成多数で決定、即日実施しました。金融機関向けの貸出金利である公定歩合も0.25%引き下げ、年4.75%としました。FF金利の引き下げは9月18日のFOMCから3回連続。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した金融不安が悪化し、米景気の下振れリスクが高まっているため、追加利下げに踏み切りました。FOMC終了後の声明はここにきて金融市場の緊張が高まり、米経済も減速しているとの懸念を表明、必要に応じて行動すると述べ、今後の状況次第では追加利下げも辞さない姿勢を示しました。

10月の経常黒字、10カ月連続プラス
 財務省が12日発表した10月の国際収支速報によりますと、モノやサービス、投資収益など海外との総合的な取引状況を示す経常収支は、前年同月比45.7%増の2兆2,291億円でした。経常黒字額は10カ月連続で前年同月を上回り、統計で比較可能な1985年以降、10月として過去最高でした。輸出が好調だったことに加え、海外投資の収益を示す所得収支も伸びました。貿易黒字は1兆1,584億円で前年同月比52.3%増えました。自動車やその部品を中心に輸出が増加したことが影響しました。