土曜日, 12月 01, 2007

住宅ローン金利引下げ

 三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそなの大手4行が12月から適用する住宅ローン金利を引き下げます。ローン金利を決める際の指標となる長期金利の低下を受けて、ほぼすべての期間で金利が下がりました。金利の固定期間が3年のローンが、三菱東京UFJ、三井住友、りそなの3行が前月比0.05%低い年3.2%。みずほは前月と同じ年3.15%に据え置きました。10年物では三菱東京UFJとりそなが0.1%低い年3.65%にします。みずほは前月と同じ年3.65%。三井住友は0.05%低い年3.55%にします。株価低迷を受け、債券が変われ、長期金利が引き下がった事で、住宅ローン金利も下がりました。
 住宅ローンは、月末に翌月の一ヶ月間の金利を決めます。毎月見直しているのです。これらは、固定金利といわれるもので、変動金利商品の金利は、日銀の政策金利に影響を受ける短期プライムレート等を指標としていますので、日銀の政策金利が上がらない限りは変わらないということになります。
 現在のローンは「実行日基準」ですから、実際に家を買って、銀行とローン契約を結んだ時のつきの金利が摘要されます。ローンを組む金融機関は入居の数ヶ月前に決めますので、実際に実行される時の金利はわからない状態です。考えてみれば、35年もローンを組み、しかも自分の金利が分からないという恐ろしい商品ですね。