月曜日, 12月 03, 2007

後期高齢者医療、年をとっても大変です

 75歳以上の後期高齢者を対象に来年4月から始まる新しい医療保険制度で、鹿児島県の保険料が2日、正式に決まり、全都道府県の保険料が決まりました。1人あたりの年間平均保険料は7万8,177円(未公表の佐賀県を除く)で、所得による軽減措置後の保険料はそれよりも16%低い6万5,423円(佐賀県を含む)になりました。軽減後の保険料が最も高いのは神奈川県で9万2,750円。最も低いのは青森県の4万6,374円で、格差は約2倍に達しました。保険料格差は、後期高齢者の所得水準と老人医療費が大きく影響しているようです。これまで負担がなかった約200万人は負担増となりますが、激変緩和措置や政府・与党の対策により、来年4月から半年間は負担ゼロ、その後半年間は9割減免となるそうです。
 とにかく、75歳以上の方全員に保険料を負担する制度です。「均等割」と「所得割」の2つの要素で保険料を決めます。東京在住の夫婦年金生活(夫201万円:平均的な厚生年金額の支給、妻79万円:基礎年金満額の支給)の年間保険料は91,968円。同条件での保険料の一番高いところは福岡県の12万5,848円です。男性一人暮らし(年金額201万円)の場合、年間保険料は61,728円となります。
 年をとってもと大変です。