月曜日, 12月 17, 2007

2008年度一般会計、83兆1,000億~2,000億円/家計の金融資産、1,535兆円

 すっかり寒くなりました。気がつけば、今年も残りわずかです。亥年は、株価校長の年ですが、このままいくと,戦後初、念書価格が年末価格を追い越せないという、いわゆる「負け」の年になるかもしれません。アメリカクリスマス商戦頼みですね。

2008年度一般会計、83兆1,000億~2,000億円
 財務省は、2008年度予算の一般会計総額を2年連続で増額し、83兆1,000億~2,000億円程度とする方向で最終調整に入りました。新規国債発行は2007年度(25兆4,320億円)をわずかに下回る水準に抑制して緊縮型を維持。かつて小泉首相が「国債発行30兆円以内」と言ったあの数字です。それが今回「25兆4,320億円」だそうです。一般歳出でも公共事業費を中心に削減に努めますが、高齢化に伴う社会保障費の膨張を吸収しきれない構図が鮮明になります。一般会計税収の見積もりは、53兆6,000億~7,000億円程度に設定する見通しです。今年度当初予算に比べ2,000億円程度増えますが、前年度比16.5%増だった今年度から伸びは大幅に鈍化します。税外収入は横ばいの4兆円程度を想定。福田康夫首相の指示もあり、新規国債発行額は今年度より減らすが減額幅は極めて小幅になる見込みです。

家計の金融資産、1,535兆円
 日銀が日発表した2007年7~9月期の資金循環統計(速報)によれば、9月末時点で家計が保有する金融資産の残高は前年同期比1.5%増の1,535兆6,981億円となり、2006年12月末に次ぐ過去3番目の高水準となりました。ただ、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題を背景とする今夏以降の株価下落などが響き、前期(4~6月期)比では1.3%減少しました。内訳は、株式は前年同期比6.3%減の99兆7,648億円で、前期比では9.1%減少しました。株式の残高が100兆円を割り込んだのは2005年9月末以来。一方、投資信託は前年同期比で見ると27.9%増の76兆3,363億円と大幅に伸びましたが、前期比では1.6%減少しました。