火曜日, 2月 03, 2009

大不況で消費低迷、百貨店業界に激震

 そごうと西武百貨店を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが、業績不振のそごう心斎橋本店(大阪市)を売却することになりました。売却先は、大丸と松坂屋で構成するJ・フロントリテイリングがのようです。売却額は数百億円で、夏ごろの売却完了を目指しているそうです。北海道の西武百札幌店と旭川店も百貨店運営から撤退する検討を始めたと報じられています。北海道に関しては、百貨店からの業態転換、つまり、百貨店事業から専門店やスーパーが入る商業施設などにして集客力回復を図るようです。
 セブン&アイは傘下に百貨店事業を担うミレニアムリテイリング(そごう・西武百)を持ち、全国に28店舗あります。百貨店という業態が今後も存続するのかどうかは、バブル崩壊の時も言われました。これだけ消費が冷え込むと、百貨店業界のあり方も見直されるかもしれません。
 気がつけば、この業界も大きく様変わりをしていて、セブン&アイ・」グループはたくさんのかつてのビッグネームが入っています。イトーヨーカドーやセブンイレブンに、そごうと西武百貨店、赤ちゃん本舗にロフトが同じグループです。三越・伊勢丹連合、阪急・阪神と、銀行だけでなく、百貨店も勢力図が大きく変わっています。
 米ウォールストリートジャーナルでも「Macy's to Cut 7,000 Jobs 」という記事が載っています。大手百貨店メイジーズが7,000人規模のリストラ、店舗縮小するようです。
 いろんな業界に関して、どこかで整理しようかといつも思うのですが、離反集合が多く、整理するそばからまた変わっていくような気がして、追いつけませんね。製薬業界も、絶対に一緒にならないであろうと思われた会社がくっついています。