火曜日, 2月 10, 2009

オバマ政権最初の関門です

 大型景気対策も、金融機関が安定していなければ何もならない。オバマ政権での景気対策は、金融機関をどう立て直すかがポイントになります。それば不良資産買い取り機構が成功するかどうかにかかっています。景気対策と金融安定化策の両輪が必要だという論調です。
 バッドバンク構想が途絶え、民間資金の活用をもとなる不良債券買い取り機構がちゃんと機能するのでしょうか。金融機関への追加支援や証券化商品への対策、住宅ローン債務を政府が引き受けるなど、とにかく、「資金の注入」と「悪い部分を取り除く」ということですが、どうなりますかね。
 為替は正直で、金融安定化法案により、ドルは売られるのか買われるのか。まさに、ドルがどうなるかで、日本円のポジションが決まります。円高、円安と表現していますが、何も円が自分の意志で、立ち位置を決めているわけではありません。いい加減私たちも、ドル高ドル安の表現に慣れないといけないのかもしれません。
 それにしても、日本の衆議院予算委員会を見ていましたが、郵政民営化に賛成だった反対だったと、今それを話題にして何が解決されるのか、のん気な国です。どう考えても日本は世界に取り残されますね。こんな危機状態の時の国の対応で、国の今後が見えるような気がします。民主党の渡部黄門様の台詞ではないですが、今この緊急時に、なってはいけない人が総理大臣になっているようですね。