金曜日, 2月 27, 2009

オバマ大統領、任期内で財政赤字を半減に

 アメリカの会計年度は「10月-9月」です。2009年度は、「2008年10月-2009年9月」です。ブッシュ前大統領の大盤振る舞いの金融対策は10月以降の話ですから2009年度の会計になります。この2009年度の財政赤字が過去最大の1兆7,520億ドル(約171兆円)まで膨らむ見通しとなったと報じられたのは、昨年10月から今年の9月の話です。この財政赤字を、オバマ大統領は、任期中(4年)で半分にすると宣言しました。
 2008年度の財政赤字は4,590億ドル(約45兆円)ですから、1会計年度で4倍近くに膨らんだことになります。2009年度の財政赤字は、国内総生産(GDP)の12.3%の規模になります。
 オバマ大統領は、2010年度は1兆1,710億ドル、2011年度は9,120億ドル、そして任期最終年度である2013年度は5,330億ドルまで削減する目標を掲げました。報道では、ブッシュ前大統領から引き継いだ財政赤字は1兆3,000億ドル、相続なんて言っていましたが、スタート時点から大きなマイナスですからそれは大変ですよね。この負の遺産に、2年間で350万人の雇用創出などの景気対策のために総額7,870億ドルが必要ですから、さらに赤字が膨らむ見通しです。そのために、今後10年間で無駄な歳出2兆ドル削減、富裕層向けの増税、国防費の抑制(イラクからの撤兵など)を行うそうです。
 一方、金融危機対策として、すでに用意されている公的資金枠7,000億ドルのほか、2,500億ドル(約24兆5,000億円)を必要に応じて追加する条項を盛り込み、危機の拡大阻止に強い決意を示しました。