土曜日, 9月 15, 2007

企業年金連合会、初の赤字・昨年度1136億円/500万円からのラップ口座、業界最低

 安倍首相の突然の退陣、首相の椅子が転がり込んできたかに思えて麻生幹事長に、福田元官房長官の出現で大ピンチ。派閥の力学で決まりそうな総裁選。なんだかなぁ~。

企業年金連合会、初の赤字・昨年度1,136億円 
 転職した会社員らの企業年金を管理する企業年金連合会の収支が2006年度に初めて赤字となったそうです。高齢化で年金の受給年齢に達した加入者が増えたことなどが原因で、赤字額は1,136億円。2007年度は5日に発覚した未払い年金の支給が支出に加わるため、赤字は一段と膨らみそうです。同会は約13兆円ある積立金を取り崩して対応する方針を固めました。2006年度は年金支給に伴う支出が前年度比11%増の4,053億円となる一方、転職者や解散した基金からの資金移管による収入は61%減の2,917億円に落ち込み、その差の1,136億円が赤字とりました。2005年度は3,779億円の黒字で、前身の旧厚生年金基金連合会の設立(1967年)以来初めて赤字に転じました。どこもかしこも年金は大変です。

500万円からのラップ口座、業界最低 
 大和証券は、顧客が投資対象の選定、売買など運用を証券会社に一任する「ラップ口座」の最低契約金額を500万円に引き下げたサービスを、10月9日から始めると発表しました。最低金額は1,000万円が主流で、業界最低水準となります。資産運用を考える初心者をターゲットに新規顧客獲得を目指すそうです。ラップ口座とは、サランラップなどのラップと同じく、英語のWrap(包む)の意味で、証券会社が、投資家から一任された資金を株式や債券、投資信託などで運用・管理を行う他、資産管理、投資アドバイス、売買の執行、口座管理など、資産運用に関する様々なサービスを包括(ラップ)して提供するものです。通常、富裕層向けに用いられたサービスですが、その最低限を引き下げることで、初心者への拡大をもくろんだようです。