水曜日, 9月 12, 2007

外人が売り越し、過去最高

 財務省が発表した8月の対内・対外証券投資において、外国人投資家の日本株の売越額は1兆2,709億円となり、月間で過去最高となりました。同時に中長期債は3兆8,085億円の買い越しとなり、これも過去最高でした。外国人投資家が日本市場でも株式から、国債など債券に投資の軸足を移したことを裏付けたことになります。日本の株式市場でのメインキャストである外人がこんな売り越せば株価は上がらないでしょう。外国人投資家が日本株を売り越すのは5カ月ぶり。2005年1月に現行の基準で統計を取り始めて以来、売越額が最大だったのは昨年5月の5,039億円。8月はこれを大きく上回ったことになります。取引自体も大きく、売却額は38兆6,295億円、買い入れ額は37兆3,586億円で、それぞれ過去最高水準でした。なんともはや荒れたた市場でしたね。