月曜日, 9月 10, 2007

山口光事件弁護団vs橋下弁護士

 山口光事件弁護団vs橋下弁護士、テレビで弁護団への懲戒請求を呼びかけて、昨年1年間の件数の3倍もの請求がされたと言うことで、弁護団が業務遂行を妨げている等で、橋下弁護士を訴えるという事態になっています。そもそも、母子殺害、暴行など、目を覆うような無惨な事件に対して、1審・2審の内容とは異なる主張を高裁で行う弁護団、つまりは、「殺害の意図はなかった」とする傷害致死罪を主張した事への説明責任を求めて、橋下弁護士が大阪のテレビで怒りを訴え、弁護団への信任投票の意味で懲戒請求を求めたようです。懲戒請求の存在をはじめて知りました。しかもそれが簡単にできることもはじめて知りました。「業界の常識」と「世間の常識」のギャップを主張する橋下弁護士。世間と業界のギャップは、辺五指の世界だけではないですが、一般に権威があるといわれている業界にはこの構図は多いようですね。はてさて肝心の被害者が登場しないこの問題、結末はどうなるのでしょうか。

 海外では大幅に円高が進んでいます。サブプライムローンにからむ債券への格付け低下により、通貨が下落し、結果、円が高くなったといい感じで、通常、自国通貨が強くなるということは、経済は良くなるのですが、株価は大幅下落、教科書通りにはいかないですね。はてさてどうなりますか。