水曜日, 9月 19, 2007

銀行の保険窓販、金融審「予定通り12月実施」

 日銀が発表した2007年6月末の資金循環統計(速報)によりますと、家計が保有する金融資産残高は前年同期より2.9%増えて1,555兆3,989億円となり、1979年度末の統計開始以来の過去最高となりました。個人の投資意欲の高まりを背景に、投資信託や国債などが過去最高を更新、団塊世代の退職金の流入や、株式評価額の上昇も寄与したようです。資金循環統計は、家計や一般企業、政府など経済主体ごとのお金の流れを分析した統計。景気回復で所得が改善し、2003年から緩やかに増加しています。個人資産1,500兆円の時代ですね。「私にはそんなにないよ」との声も聞こえてきそうですが、退職金と言う言葉からも、ほとんどが60歳以上の人が数字を引っ張っているのでしょう。あやかりたいですよね。

銀行の保険窓販、金融審「予定通り12月実施」
 金融庁が銀行窓口での保険商品の販売について、12月下旬にも全面解禁する方針です。金融審議会(首相の諮問機関)が18日、窓口での保険販売について議論し、全面解禁の障害だった「銀行による押しつけ販売」の問題は少ないと判断。予定通り実施すべきだとの意見が多数を占めました。生命保険、損害保険の代表者や与野党から意見を聞いた上で、10月にも正式決定されます。いよいよ銀行の窓口で保険契約を結ぶことができるようになります。保険窓販を全面解禁する際には銀行による押しつけ販売などの弊害を防止する措置を講じたうえで、有効に機能していることが前提条件になるようです。保険の代理店の方々、戦々恐々としているのでしょうか。それともびくともしないという構えでしょうか。