水曜日, 11月 07, 2007

外貨準備高、4カ月連続で過去最高に(10月末)/希少金属、南部アフリカに探査技術を供与

 原油価格が1バレル=100ドルにも迫る勢いで高騰しています。金価格も1トロイオンス=800ドル超え、商品市場がかつて無い高値を更新中です。どこまで上がるのでしょうか。通常、原油価格が上がると商品価格に転嫁されるのでインフレ傾向になるといわれています。インフレにはなるが景気は良くならないなんて現象が起こるのでしょうか。また、金の価格はドル安の時に上昇します。これもまたドル安を未婚での動きなのでしょうか。金価格の高騰は金ETFの登場や年金資産の金投資などが上げられますが、果たしてこれからの世界経済はどうなていくのでしょうか。

外貨準備高、4カ月連続で過去最高に(10月末)
 財務省が7日発表した10月末の外貨準備高は9,544億8,400万ドルとなり、9月末に比べて88億8,300万ドル増えました。5カ月連続の増加で、過去最高を更新したのは4カ月連続。債券や預金の利子収入にくわえ、米長期金利の低下(債券価格は上昇)で、保有資産の時価評価額が膨らんだようです。ユーロの米ドルに対する上昇により、保有するユーロ建て資産の評価額が増えたことも寄与しました。

希少金属、南部アフリカに探査技術を供与
 政府はデジタル家電や鉄鋼の生産に不可欠な希少金属(レアメタル)を確保するため、ボツワナなどの南部アフリカ諸国に資源探査技術を提供します。日本の探査衛星などを活用した埋蔵資源の発掘技術を供与。新たに発見した鉱山は、日本側が権益確保の優先交渉権を得ます。需要が急増するレアメタルを巡り、欧米や中国など世界各国がアフリカでもしのぎを削る展開になってきました。希少金属(rare metal)とは、ニッケル、クロム、タングステン、希土類(レアアース)など埋蔵量の限られた31鉱種の金属のことで、鉄、銅、鉛、亜鉛など古くから利用されてきたベースメタルに対し、主に第2次大戦以降利用が進んだものです。強度、耐熱性、磁性、耐蝕性、感光性、ガス吸脱着性など、さまざまな特性があり、特殊鋼用の添加材をはじめ用途は幅広いものになっています。資源は南アフリカ共和国、中国、オーストラリアなど特定国に偏在しており、安定供給が課題となっているものです。投資対象として非常に注目を集めているもので、それを扱う企業の株価も注目されています。