火曜日, 11月 06, 2007

昨年度温暖化ガス国内排出、2年ぶり減

 米インターネット検索最大手のグーグルは、基本ソフト(OS)など携帯電話をつくるのに必要なソフトウエア一式を開発し、無料で公開すると発表しました。携帯向けに限定したものですが、グーグルのOS事業参入は初めてです。これまで様々な分野で対抗してきた米マイクロソフト(MS)の創業以来の中核事業でも競合することになります。グーグルは、NTTドコモやKDDIのほかスプリント・ネクステル、Tモバイルといった世界の主要通信会社など30社以上と提携し、共同組織「OHA」を設立。「アンドロイド」と名付けた新ソフトを無償公開し、これをもとに各社が新型携帯電話を開発します。2008年下半期にも発売が始まる見込みです。やはりソフトバンクの携帯は仲間には入れないのでしょうかね。携帯電話向けOSは、英シンビアン製や無料OS「リナックス」などが主流。しかし最近は新市場の開拓を目指すMSが、小型キーボードなどを備えた「スマートフォン」向けに力を入れています。米アップルも6月末から米国内で発売した新型携帯電話「iPhone(アイフォン)」に自社のマックOSを搭載、競争が激化しているようです。

昨年度温暖化ガス国内排出、2年ぶり減
 環境省は、2006年度の温暖化ガスの国内総排出量(速報値)を発表、二酸化炭素(CO2)換算で13億4,100万トンとなり、前年度比1.3%減少しました。暖冬の影響で2年ぶりに減少に転じたものの、京都議定書の基準年の1990年度の水準を6.4%上回っています。1990年度比6%減という目標を達成するには12.4%分の削減が必要で、なお道のりは厳しいといえます。環境省は総排出量を計算する基になる各種統計データの変更に合わせ、2005年度の実績値も修正しました。2006年度排出量の部門別では、運輸部門が2005年度比0.9%減りました。原油価格の高騰でガソリン価格が上がり、消費者が自家用車の利用を控えたのが主因で、オフィスなど業務部門は2.6%、家庭部門は4.4%それぞれ減少しました。暖冬の影響で電力や灯油の消費が減ったことが寄与しました。ただ、1990年度比でみると、運輸が17%、業務が41.7%、家庭が30.4%それぞれ増えており依然高い水準が続いています。